今季限りで楽天を退団しヤクルトに移籍する嶋基宏捕手が、仙台のサッカー場で異例の惜別あいさつを行い、新天地での活躍を誓った。

ユアテックスタジアム仙台で行われたJ1仙台対大分戦後のセレモニーに、スポンサー表彰のプレゼンターとして登場。親交のある仙台MF関口からユニホームを贈られると、その場で着込みマイクを握った。「野球を引退するわけではないので、これを新たなスタートとして頑張りたいと思います。来シーズン、ベガルタ優勝、僕が移籍するスワローズ、そして楽天イーグルスが強くなりますよう、これからも熱い声援よろしくお願いします!」。

競技は違えど、同じ仙台で13年プレーした名選手にサポーターも大きな「嶋コール」を送った。セレモニー後には出待ちのファンに丁寧にサインした嶋。「非常にありがたいです。また次、頑張ろうという気持ちになれます」と笑顔でスタジアムを後にした。