阪神北條史也内野手(25)が10日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、200万円アップの年俸2800万円でサインした。北條は「契約していただいて感謝しています」と話した。

今季の北條は82試合に出場し、打率2割4分7厘、5本塁打、20打点。遊撃、三塁を守り、先発出場は47試合だった。ベンチで待機することも多かったが、声を出して盛り上げ役となった点も評価されたという。

今季限りで鳥谷が退団。「すべてが手本になる存在」という先輩が、常に自分の体と向き合い、細やかに準備をしてきた姿などを見てきた。「本当はトリさんがいる間にレギュラーになりたかった。来年は自分が(遊撃で)やる気持ちでやりたい」と、定位置奪取を誓った。

オフはヤクルト山田哲と自主トレを行う予定。「打撃はまだまだなので、しっかりした自分の型を作って、その中でいろいろ聞いて教えてもらいたい」と意欲を見せた。偉大な先輩2人から吸収し、来季は規定打席到達を目指す。(金額は推定)