阪神西勇輝投手(29)が6日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸2億円で更改した。来季は4年契約の2年目となる。

阪神入団1年目の今季は26試合に先発し、チーム唯一の2桁となる10勝を達成。イニング数もキャリアハイの172回1/3に到達し、ゴールデングラブ賞も受賞した。「『本当に来てくれてよかった』と言っていただきました。本当にうれしい言葉ですし、無事1年間投げきることが出来たので良かったです。重い言葉でした」と笑顔。「1年目としていろいろ考えながら動く部分もあったんですけど、周りの環境も周りの人が作ってくれて、本当に自分がいやすい場所を作ってくれたので、なんとかチームのためにと思いながら、1年間投げることが出来て良かったなと思います」。周囲のサポートに感謝した。

昨オフまで4年連続で巨人菅野らとともにハワイで自主トレを行ってきたが、今オフはハワイで単独トレに挑む。「今年は1人でやります。11年目で初めて1人。やりたいこともありましたし、1回1人でやってみようかなと思いましたので、いろんなことにトライしながら1カ月ちょっと過ごして行ければいいなと思います」と意気込んだ。

有力視される開幕投手については「みんなで競争できるように。誰もがチャンスがあると思うので、自分だけではなくみんなで奪い合い出来たらいいと思います」と競争を歓迎。来季へ向けて「180イニング。そこを超えていきたいなと思っていますし、しっかり先発ピッチャーを引っ張っていきたいなと思います」と今季を超える活躍を誓った。(金額は推定)