「ミスタータイガース」の掛布雅之氏(64)、田淵幸一氏(73)が21日、兵庫県・宝塚市内の阪神競馬場でMBSラジオ「亀山つとむのスポーツマンデー!」の公開収録に出席した。

トークショーでは両氏が現役時代の思い出や秘話を語った。掛布氏は「田淵さんが4番にいて、ヤジとかを全部受け止めてくれたから僕が3番で気が楽に打てた」と話すと、田淵氏は「掛布が出てきたから俺が引退に追い込まれたんだよ」と会場をわかせた。

両氏は来季阪神のキーマンに大山、藤浪の名をあげた。田淵氏は大山に「度胸を持て」とエールを送ると、掛布氏も「気持ちは技術以上に大切」。藤浪にも田淵氏は「度胸がなさすぎる」と話し、掛布氏は「キャッチボールからきちんとしてルーティンを持ってほしい」と、今季プロ初の0勝に終わった右腕へ助言を送った。

新外国人のボーアの話題に移ると掛布氏は「甲子園の浜風を敵に回すなら、バースのように逆方向に打てれば(日本で)100本は打てる」と、85年に3冠王を獲得したランディ・バース氏の「広角打法のススメ」を説いた。このトークショーは12月31日、夜8時よりMBSラジオで放送される。