中日の今年1回目のスカウト会議が14日、ナゴヤ球場で行われた。高校生、大学、社会人など245人をリストアップした。米村アマチーフスカウトは「(1位候補は)地元優先は変わらない。地元出身の能力の高い選手を大切にしたい」と、18年ドラフト1位根尾、昨年同1位石川昂弥内野手(18=東邦)に続き地元出身者を中心に1位候補を絞っていく。

12人のドラフト1位候補の名前が挙がったが、地元出身者への注目は高い。高橋宏斗投手(中京大中京)、高田琢登投手(静岡商)、森博人投手(日体大)、栗林良吏投手(トヨタ自動車)らは東海地区出身でドラフト1位有力候補。今後各カテゴリーの試合を視察しながら状態を精査していく。

また、スカウト陣も東海地区に重点配置する。今年から東海地区担当の中原スカウトが独身寮「昇竜館」寮長に転身。1人減のサポートに松永編成部長、米村チーフを東海地区に投入、さらに関東地区大学生担当を兼任していた近藤スカウトを東海地区専任にして、スカウト網を厚くする。

「中日は3拍子そろった選手が多い。一芸に秀でた選手も注目したい」と米村チーフ。走攻守に特化したスペシャリストも獲得する意向も見せた。