メジャー通算282発男が「予行演習」だ。オリックスの新助っ人、アダム・ジョーンズ(34=ダイヤモンドバックスFA)が28日、大阪・舞洲の球団施設で26日夜の来日後初めて体を動かした。

舞洲に到着したのは午前8時半。キャッチボールではNPB公式球の感触を確かめた。「(革が)しっとりしている印象。投げるのは良い形で投げられる。打撃に関しては、しっかり飛んでくれれば。外野席に飛んでくれるボールであればうれしいです」と笑った。

フリー打撃では手袋をつけず、23スイングを全て素手で打った。「打球の感触を確かめるため。ウラジミール・ゲレロ選手から学んだことで、ずっと続けています」とメジャー通算449本を放ち、米国野球殿堂入りした元同僚に倣った。球団施設に「すごく良い環境。こんなに室内が大きいと思ってなかった。学校初日という感じなので(チームメートと)親睦を深めていきたい」と声を弾ませた。

「できれば長く日本にいられるように。町全体を明るくできたら」と自信も。27日には「道頓堀に5~6時間滞在しました。本当にアメージング!いろんな店やレストランがあって、すごい!」と大阪を探検。かつてのメジャーの顔が新天地に根を下ろしていく。【真柴健】