昨年11月の関西独立リーグ兵庫の入団会見を欠席した、最速148キロ右腕・落合秀市投手(18=和歌山東)が4日、兵庫・三田市内で行われた20年第2陣の新入団選手の記者会見に、改めて出席した。

制服姿で現れた落合は、気持ちを新たに会見に臨んだ。「和歌山東高校から来ました。頑張っていきます」と手短にあいさつ。昨夏「紀州の剛腕」として日米のスカウトから注目を浴び、ドラフト指名濃厚と言われたが、まさかの指名漏れ。ドラフト会議後は「野球はもういい」と発言。その後、同チームと入団合意したが、11月の入団会見をキャンセルした。「(当時は)決めきっていなかった。就職はいつでも出来るので、(野球を)出来るうちにやっておこうかな」と気持ちの変化があったことを説明。MLB、国内の大学や社会人チームからの誘いも受けたが「(米挑戦は)イモりました(びびった)。独立の方が自分に合っているかなと。NPBに1年でチャレンジできるところとか。他と比べて独立がいいなと」と入団を決めたという。

最終目標は高校時代と変わらず、NPB入り。純粋に野球を続けたい気持ちはもちろん、「長くお金を稼げるような選手になりたい」とビッグドリームを思い描く。「(兵庫では)人として成長したい。考えがまだ幼いので、大人になっていけるように」と、選手として人としての成長を誓った。