ソフトバンク和田毅投手(38)が9日、ブルペンで111球の熱投を演じた。「特に予定なく始めて、変化球を投げ始めたところから調子がよかったんでね。まだまだ投げられたよ」と笑みを浮かべた。「肩の状態もいいし、いいペースで投げられている。この時期で100球以上投げたのは16年以来かもしれません」。米メジャーからホークスに復帰した16年春季キャンプ以来となる感触の良さで、首脳陣に猛アピールしていた。

この日初めて変化球を投げた。「前回のブルペンは良くなかった」というが「球種も全部投げた」。千賀から「伝授」してもらったカットボールも試し「感覚良かった。千賀から教えてもらった部分と自分の感覚もプラスしてよかったと思う。いい軌道になれば試合で使うし通用すればシーズンで使っていきたい」と手応え十分だった。

城島健司球団会長付特別アドバイザー(43)との「バッテリー復活」はならなかったが、「和田の球なら受けられる」と言われていたことに「城島さんからも、だいぶいじられましたからね。そろそろ、こちらもいじり返さないと。これ以上言われるなら、パワハラって言いましょうかね」と笑った。

15勝を挙げ、最多勝に輝いた16年同様の調子の良さに「シーズンでも100球は投げてマウンドは降りたいですから」。シート打撃には登板せず、予定されている13日からの紅白戦に登板し実戦モードに突入する。【浦田由紀夫】