野村氏が阪神監督に就任した99年にサイドスローに転向し、左の中継ぎとして復活した遠山昭治氏(52=浪速監督)は、「ノムラの考え」を、高校野球の指揮官として引き継ぐ。

00年には中継ぎ右腕葛西が右打者に投げる間は一塁守備に就き、左打者を迎えると再びマウンドに上がる遠山-葛西-遠山リレーが話題を呼んだ。「当時の弱かった阪神が強い巨人に勝とうという思いから、ああいうリレーができた。ここまで野球ができているのも、野村監督のおかげ」と感謝した。

昨年11月から浪速の監督に就任。タイプの違う5人の投手を継投させるなど、「ノムラの考え」をベースに、強豪校に勝てるチームをつくっている。「監督になったことは直接言えていませんが、知っていたとは思う。野村さんも空の上から見ているでしょう。教えや野球の楽しさ、奥深さを引き継いで、子どもたちに教えていく。それが使命だと思っています」。名将の考えを伝え続けていく。