阪神福原忍投手コーチ(43)が野村克也氏の死去について11日、沖縄・宜野座の1軍キャンプ地で報道陣の取材に応じた。

東洋大から入団1年目の99年、速球を買った当時監督の野村氏がリリーフの一員として抜てきした。「入った時にちょうど監督で、いろんなことを教えてもらいました。今ここにいられるのも、野村さんのおかげというのもあります」。

野村氏からの教えは、コーチとして次世代の選手たちに引き継いでいる。印象に残っているのはブルペンで聞いた「ピッチャーの生命線、アウトローに投げなさい」という言葉。「引退するまでずっと思っていたし、今の若い子たちにもそういうふうに教えるようにしています」と胸に刻んでいた。