最速163キロ右腕、ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が13日、いよいよプロ入り後初めてのブルペン投球を行う。12日は軽めの調整を行い「傾斜を使って投げられるので、とても楽しみです」と心待ちにした。

吉井1軍投手コーチは「傾斜を使った投球ドリル」という表現をしており、捕手が立った状態での投球になる。佐々木朗はここまでのキャッチボールで140キロ超の球を投げているものの「球速はあまり出なくても、投げて自分の感覚が良ければ、それでいいかなと思います」と、本格投球への通過点の1つとしてブルペンを味わう。

とはいえ、注目必至のブルペンデビューになる。ここまで佐々木朗の練習を投手コーチに任せていた井口監督も視察予定で「楽しみですね」と胸を躍らせる。12日夕方時点で、すでにブルペン横には新聞社カメラマンたちのイスが10脚、置かれた。位置取りを巡っての抽選も行われた。

何分間、どんな意図で何球投げるか。ブルペンでのテーマは「明日決めたいなと思います」と話した。13日で石垣島キャンプを打ち上げ、沖縄本島での練習試合遠征に同行する。お世話になった南の島を、最後に盛り上げる。【金子真仁】