楽天のドラフト2位黒川史陽内野手(18=智弁和歌山)が、フリー打撃で新外国人のJ・T・シャギワ投手(29=ドジャース)と“対戦”。痛烈な右中間への当たりと技ありの左前打を放った。

シャギワは黒川とドラフト1位小深田に対して8分間投げたが、安打性の当たりはその2本だけ。三木監督も「今は『こうやって打て』とか『考えて打席に立て』とかより、しっかり強くバットを振ることしか求めていない。それをしっかりやっていたので良かった」と高校通算34本塁打のスラッガーを評価した。

黒川は、全体練習が終わった後も辰己とともにロングティーなどで延々と自主練習。「(シャギワの球は)スイングとかバッティング練習の中でイメージしてきた、プロの球と少し一致した部分があったので良かった」と振り返った。

チームは13日、今季初の対外試合となる日本ハム戦を迎える。三木監督は「(黒川先発か)迷ってますけど、どこかでは出ると思う。新人の子は試合に出ることでいろんなことを感じると思うから楽しみ」。黒川も「チャンスをもらったら、新人らしく攻める気持ちでプレーしたい」と意気込んだ。【千葉修宏】