中日のドラフト1位石川昂弥内野手(18=東邦)が12日、DeNAとの2軍練習試合(読谷)に6番サードでフル出場。7度の守備機会を処理したものの、4打席無安打に終わり、次クール15日からの1軍昇格は見送りとなった。

白井オーナーや父・尋貴さん(48)が観戦した試合で結果を出せなかった。初回は先発井納の内角球に詰まり三ゴロ。四球を挟んでの3打席目は中飛。9回の最終打席はスライダーを見送り三振と無安打。白井オーナーは「専門家がほめていた」と軽快なグラブさばきを高評価したが石川昂は「(ゴロは)イージーだったので…。打ててないので次のチャンスに生かしたい」と悔しさをにじませた。

仁村2軍監督は「次の次のクールを見て考えたい」と疲れの見えるゴールデンルーキーの早期1軍昇格案は見送る意向を示した。大物ルーキーに最初の試練が訪れた。