登場曲「BABY SHARK」で、球場に一体感が生まれた。巨人ヘラルド・パーラ外野手(32=ナショナルズ)がオープン戦初打席で初安打。2回無死一塁、初球の外角直球を三塁線にはじき返し、二塁打を放った。故郷ベネズエラの先輩で「大きな存在」と尊敬するDeNAラミレス監督の前での一打に「とてもうれしかった」と興奮。二塁上では「シャーク・ダンス」を披露した。

スタンド全体が「パーラ劇場」と化した。2回裏終了後、ベンチに戻ると、亀井、丸から「シャーク・ダンス」で迎えられ、笑顔で手本を示した。「(ナインには)何回もやってほしいです。ファンのみなさんの前でもやりたいです」と宣言した。打席では「体がぶれないし、コンパクトなスイングができる」とノーステップ打法。実戦を重ね、元メジャーリーガーの本領を発揮する。【久保賢吾】