竜の開幕1軍争いが、いよいよ本格化する。第4クール4日目の18日、与田監督が「開幕が近づいてくれば、1軍の枠に(メンバーを)絞っていかないといけない。毎試合、そういう可能性はある」と明かした。19日の練習試合・巨人戦(沖縄セルラー那覇)を皮切りに、22日からの阪神、DeNA、楽天とのオープン戦3連戦(北谷)が1、2軍入れ替えの第1ラウンドになる。

この日まで、1、2軍の入れ替えはごくわずか。故障離脱の三ツ間に代わって鈴木博が昇格し、阿知羅の2軍行きが決まっただけだった。「意図的に入れ替えをしようとは思っていない。(2軍メンバーの)準備ができれば入れ替える。準備が整えば、石川昂だって明日(19日)の試合で使うつもりだった」。監督は、左肩腱板(けんばん)炎で17日にリタイアしたドラフト1位石川昂弥内野手(18=東邦)を引き合いに出し、説明した。

実戦での動きを見て、与田監督ら首脳陣が1軍選手としての準備が不足していると判断すれば、当該選手は北谷1軍キャンプを去る。今年の台頭を期待される根尾、井領、渡辺らもボーダーライン。実戦がある鈴木博や山本らも対象で、準備を求められる。競争を勝ち抜いたメンバーで、Bクラスから脱出へ。開幕1軍へのサバイバルが激化する。【伊東大介】