中日吉見一起投手(35)が3日、今季オープン戦初の先発マウンドに上がった。4回65球を投げ、6安打2失点と粘りを見せた。

吉見は、先頭中村の初球を左翼へ先頭打者アーチを許すと、2番金子にも初球で遊撃内野安打。1死一、二塁のピンチに後続を連続で中飛に抑えた。4回にも1死一塁から盗塁を許し、木村の右前打で1点を失ったが、後続を打ち取った。

吉見は手応えを口にした。「4イニングを投げられたことが良かった。出ばなをくじかれたけど、ズルズル行かなくて良かった。球もだんだん良くなっている」。前回22日の阪神とのオープン戦(北谷)は2回無失点だったが、イニングを延ばしての投球に収穫を強調した。

プロ入り15年目で初となる無観客での登板。「ドームじゃなかったこともあり、違和感はあまり感じなかった。打者との対戦に集中していた」と振り返った。