広島新外国人のテイラー・スコット投手(27=オリオールズ)は中継ぎ陣が失点を重ねる中、2戦連続で無失点とアピールした。同点の9回に登板し、持ち味の打者の手元で動く球で新助っ人スパンジェンバーグを遊ゴロに打ち取ると、続く水口、愛斗からは得意のスライダーで2者連続三振。「試合を重ねるごとに質のいい球を投げられている」。右横手からの直球系は150キロを計測し、打者の手元で動く。切れのあるスライダーで右打者を手玉に取り、安定の1回無失点だった。

外国人枠を争うDJ・ジョンソン投手(30=ロッキーズ)は2試合続けて本塁打を浴びるなど失点。フランスアは体調不良で練習から姿を見せなかった。アピール不足の2人よりも外国人枠争いで大きくリード。守護神争いでも急浮上した。