中日のドラフト1位石川昂弥内野手(18=東邦)が「4番デビュー」を「ジョンソン打ち」で飾った。17日、広島との2軍練習試合(由宇)に4番サードで先発出場。4回の第2打席で広島先発のK・ジョンソンから右中間突破の適時二塁打を放った。3番に起用された根尾も3安打。未来の主軸コンビが躍動した。

中前打で出塁した根尾を一塁に置いた4回2死。4番石川昂がフルカウントから外角直球をとらえた打球は右中間を破った。一塁から根尾が生還。広島のエース左腕から堂々たる4番デビューだ。

沖縄キャンプ中盤に左肩腱板(けんばん)炎を発症し、本格的な打撃練習を再開したのは12日。そこから14日ソフトバンク戦に途中出場で実戦復帰。ここで適時打をマーク、この日は初の4番に起用されフル出場。この打席以外は遊飛、三ゴロ、二飛、見逃し三振に終わったが、いきなり4番として結果を出した。

実戦機会を増やすために参戦した2年目の根尾も刺激を受けたかのように5打数3安打。ナゴヤ球場で情報を伝え聞いた与田監督は「3番根尾、4番石川と(2軍の)仁村監督がいろいろ考えて起用してくれていると思う」とニンマリ。石川昂に関して「開幕1軍となると見方が違うが、1軍の試合で見る可能性はある」と今後の状況次第で1軍での練習試合出場の可能性を示した。