オリックスの新主砲アダム・ジョーンズ外野手(34)が6日、新型コロナウイルス感染防止策を徹底し、日本で開幕を待つ決意を明かした。大阪市の球団施設を訪れ、打撃練習、キャッチボールなどで自主練習。神戸市の自宅マンション内のジムでもトレーニングを続けており「家にいた方がいいよ」と呼び掛けた。

行政や専門家のほか、感染者が出たバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の大阪エヴェッサにいる友人らの話も聞き、自力で情報を収集。米国の実情や移動時のリスクなどを総合的に判断し「こちらにいるのが一番安全かなと思っている。あとはしっかり自分たちで気をつけること。奥さんも子どもも気をつけています」と家族と力を合わせ、コロナ禍を切り抜ける。

生活の中では予防のルールを順守。家に帰れば靴を脱ぎ、手洗いと消毒をする。自宅の敷地内にあるジムは消毒が徹底されている上、自身も消毒を欠かさない。さらに翻訳アプリを駆使して日本の新聞を熟読し、最新情報を集める。来日直後から打席で投手の球をじっくり見て、日本野球の情報を蓄積してきた。メジャー通算282発のジョーンズは同じ冷静さを発揮し、難局を乗り切る。【堀まどか】