山本が山本流を導入した。中日山本拓実投手(20)が15日、ナゴヤ球場での自主練習で、オリックス山本由伸投手(21)の投球フォームを参考にフォーム改造に取り組んでいることを明かした。

「体は小さいけど、少しでもパワーを出すためになるべく大きく使うように。山本さんのように、より右手でボールに力を与えて加速させる時間を長くすることをテーマにしてやっている」。

開幕日が未定で自主練習期間を利用して、フォーム改造に取り組む。1学年上のオリックス山本は、昨季パ・リーグの最優秀防御率を獲得した憧れの先輩。昨オフに初対面し、連絡先を交換。助言を受ける。キャンプ中に励んだ「ジャベリック」というプラスチック製のやり投げトレも、先輩から伝授されたものだ。

この日は、三塁側ブルペンで51球の投球練習。「ちょっとずつハマってきているかな」と手応えを口にする。昨季はプロ入り2年目で初勝利を含む3勝を挙げた。開幕ローテーション入りを決めていたが、延期により再びローテを争っている。「期間が空いたことは逆に自分はプラスに考えている」。167センチの小さな右腕は、同じ名字の先輩の背中を追いかけている。