広島大瀬良大地投手が調整に苦慮している。

当初予定していた3月20日開幕日から1カ月が経過。シーズンを想定して1週間に1度の強度の高いブルペン投球を行ってきたが、全国に緊急事態宣言が発令されたことで1勤1休と練習量が減った。

開幕がさらに遅れることになり、練習時間や練習日に制限がかかったことで調整のペースダウンを選択せざるを得ない。それでも「どこも同じ条件。そこに順応してやっていかないといけない」ときっぱり。今後のブルペン投球は未定で、今後の調整プランは白紙状態となったが懸命に前を向く。

この日は遠投や、三塁ポジションから一塁へ力を入れた送球を行ったほか、ポール間ダッシュで汗を流した。シーズン想定から、体内時計を自主トレ期間に戻した。「(今後)決まった試合に備えてやるだけ。そこに体も心も準備していければ」。再びギアを上げる時まで、助走期間と割り切る。