巨人元木大介ヘッドコーチ(48)と宮本和知投手チーフコーチ(56)が17日、球団公式インスタグラムでインスタライブに参加した。

野球を通じてファンに寄り添う「WITH FANS」プロジェクトの一環。バラエティー番組でもおなじみだった2人が、終始軽快なトークで盛り上げたが、並々ならぬ思いを熱く語る場面もあった。

「コーチになって大変なことは何ですか」との質問に元木コーチは「選手に気を使うことが大変ですね。『こらー』だけじゃだめ」と回答。続けて「正直やめないと分からないんですよ。テレビ出てるから『成功しましたね』っていうけど、決して成功ではない。必死じゃないですか、生活は。それを勘違いして『テレビ出てるから裕福になってますね』とかいう感覚を持ってる人が多い。一番いいのは、1年でも長く1軍でユニホームを着ること。それが一番稼げる」とメッセージを送った。

その上で「それを分かってないで、11月になって焦りだして、トライアウトを必死になって受ける。トライアウトのテレビ見たくないですもん。『それまでにやらなかったの?』って。でも、あそこまで行かないと気付かない」と話した。

宮本コーチは「選手寿命が平均だいたい9年。昨年からコーチという仕事をいただいて2年目。9年間の中の2年間、僕たちに責任があるんですよ。僕は選手と戦って死ねるかどうかだと思う」と話した。