中日梅津晃大投手(23)が26日、ナゴヤドームでのシート打撃に登板し、打者6人に1安打の好投を見せた。高橋に中前打を許したが、大島、平田、京田ら開幕スタメン候補たちを翻弄(ほんろう)し、「ドラゴンズのスタメンというか、強打者と戦わせてもらった。その中でしっかり直球を中心に打者の反応も見られた。とても良かった」と代表取材に応えた。

故障回避も兼ね自主練習期間中は、下半身主体の投球フォームを意識して練習を続け、この日は最速151キロをマーク。「斉藤和巳さんみたいに力感なく、強い球を投げたい。球速を全く意識せずに出せたのが一番収穫」。元ソフトバンクの長身エースのようなフォーム改造が結果につながった。

開幕まで1カ月弱。「2ケタ勝利の目標もまだまだ全然いけるんじゃないかと思っている」。開幕ローテを期待されるエース候補生は力強い言葉を残した。