広島6年目の塹江敦哉投手が勝利の方程式入りをアピールした。1点をリードされた8回に登板。最速148キロの直球とスライダーを武器に、熊谷、中谷を連続三振。最後は直球で板山を捕邪飛に仕留め、3人で料理した。

左腕は「すごく楽しみな部分と、不安な部分もあったんですけど、マウンドに上がってから、やるべきことに集中して投げることができた」と振り返った。

評価は上昇中だ。3月のオープン戦6試合で、防御率1・23。成長著しい左腕に佐々岡監督は「終盤の僅差の場面で結果を残し続ければ、いいところで投げられる。期待する面はある」と目を細めた。左腕は「自分ができることをやるだけ。今日8回に投げたということはそういう可能性も少しは考えてもらっていると思う。ブルペンでの準備も含めて、この機会に慣れていきたい」。初の開幕1軍&定位置奪取へ突き進む。