昨年10月に左肘を手術した阪神島本浩也投手(27)が、復帰登板で1回を無安打無失点に抑えた。

3回から3番手で登板。9番中神を遊ゴロ、1番羽月を中飛、2番大盛は見逃し三振に仕留めた。島本の実戦登板は、19年10月11日のクライマックス・シリーズ(CS)ファイナルステージ巨人戦(東京ドーム)以来だった。

昨季はチーム、自己とも最多となる63試合に登板し、防御率1・67の安定感を見せた。10年ドラフトの育成2位からスタートしたシンデレラ左腕。この日は右肘痛から再起を目指す桑原も復帰登板を飾り、2人の中継ぎ候補が1歩前進した。