オリックスのアダム・ジョーンズ外野手にハプニングだ。6回1死、ゴロで一塁線を破った直後だ。インプレーの打球だが、一塁側ファウルゾーンのフェンスで跳ね返りファウルだと勘違いしたボールボーイが捕球…。審判の判断で二塁打になった。

助っ人は歩くようにして二塁へ。代走を送られて交代した。珍しい形で来日初のマルチ安打。だが、さすがはメジャー通算282本塁打のスーパースターだ。上機嫌に「過去にも経験はあるよ。ボールボーイだったり、ファンだったりね。彼が20歳以上なら、お礼に焼酎をプレゼントしないとね。フォー、サンキュー。(日本語で)アリガトウ!」と声をうわずらせた。

“記念球”を捕球後、帽子を取って謝ったボールボーイを気遣う余裕すら見せた。「(タイミングは)徐々に合ってきているけど、ここからだと思っている」。本番に向けて調整ピッチを上げていく。