オリックス山本由伸投手(21)が13日、シーズン直前の最終登板となる14日阪神戦(京セラドーム大阪)の先発で本番に向けて準備を進める。この日の練習後「前回は立ち上がりからしっかり投げられて、リズムよくいけて5回に点を取られてしまった。明日はめちゃくちゃ長く投げるわけではないですが、しっかり1球1球を丁寧に。公式戦でも1球の、長打だったりで勝敗を分ける」と話した。

前回登板の7日広島戦は6回途中までで3失点だった。今回は80球をメドに投球する予定だ。開幕3戦目の21日楽天戦での先発が決定的。昨季は8勝を挙げ、防御率1・95で初タイトルに輝いた。こだわる数字を問われて「去年、防御率のタイトルを取ることができて1点台でシーズンを終えられた。去年、実力でその結果を出すことができたのなら、今年も同じか、それ以上を出せて当たり前だと思うので、まずそこは1つの目標。勝ち星は去年少なかったので、チームのために、チームを勝たせるのが一番の仕事。僕が投げる試合は、勝つということを一番にこだわっていけたら」と話した。自らに高いハードルを課して勝負に臨む。