阪神は大敗し、開幕から連敗スタートとなった。開幕から2連敗は14年ぶり。新外国人選手の4番ジャスティン・ボーア内野手(32)は2度の満塁機で凡退するなど4打数無安打。2月から開幕までの実戦で左投手に対し、18打席16打数ノーヒットだったが、この日も4打席とも左投手との対戦で攻略できなかった。試合後の矢野燿大監督(51)の主なコメントは以下の通り。

-先発の岩貞は状態もよさそうに見えたが

矢野監督 気持ちも向かっていた。今シーズン初登板なんで慎重になるのはあると思うけど。押し出しはちょっともったいないなと思うけど、それ以外は岩貞らしく投げ切ってくれたんじゃないかなと思ってます

-試合は途中までどちらに転んでもおかしくなかった。流れを持っていかれた要因は

矢野監督 それはみなさんが一番聞きたいJB(ボーア)のところのね、あそこで1本出てないっていうのがね。そういう打順というか、マルちゃん(マルテ)も今状態いいんでね。そういうところでは、あそこで、うーん…1本出てればっていうのは昨日もそうやったけど。そこが結果的にはポイントになってくるかなと思う

-(ボーアは)切り替えるしかない

矢野監督 やり返すチャンスもあるしね。今までにそういう経験はあると思う。練習見ても一生懸命やる。練習前の準備にしても、しっかりした準備をして、一塁までしっかり走るとか、そういう姿は見せてくれている。何とか1本出てくれたら

-打線はチャンスはつくれている

矢野監督 練習試合の流れからいうとちょっと打線の状態が下がり気味の中でここに来たので。(糸井)嘉男はきょう2本出た。(糸原)健斗も1本出た。そういうところでは上がってほしいと思うけど、絶好調というか調子いいのはマルちゃんくらいなのかな

-ルーキー小川は2点差の僅差で登板

矢野監督 俺の評価。一平ちゃんにも言ってたし。初登板っていうのは難しいしね。俺も一平ちゃんには言ってたけど、もちろん抑えてくれたらうれしいけど、どの結果でも初登板絶対緊張するしね、うまくいかなかったとしてもお前の財産になるから、だから思い切って投げきってくれたら。今日みたいな結果であったとしても今後プロ生活送っていく上でお前のプラスになるからと伝えていた。イニングの途中とか楽な場面でいくというのも1つの考え方やけど今日の場面を投げたということは次、どんな場面で行ってもあいつにとってプラスになるっていう俺のなかの判断で。結果に対しては生かしてくれたらと思います

-小川はまたチャンスも

矢野監督 もちろん。ボールも悪い感じじゃない。俺もルーキーのピッチャーたくさん受けてきたけど、ストライク入らないピッチャーとかさ、そんなんが多い印象なんよ、やっぱり。だからそれはなかなかやっぱり落ちついて、本来ならお客さんが入ってる中で、より緊張感高まるけど、もしかしたらこのお客さんいないっていうのも、逆に緊張感あったっていうのもあるかもしれない。次からはそうういう基準じゃなくなってくるんでね。プロとして、第1歩を踏み出したわけだから、プロとしてまた次リベンジしてくれたらいい

-原口の評価

矢野監督 練習試合、キャンプから含めてチャンスがあってもおかしくないような守りにしても、打つ方にしても結果を残してきたんでね。競争という中から強くなってほしいというところで、そういう姿を見せてくれていた。きょうもスタメンでいったし、きょうのプレーにしても向こうの代走の選手に対して、すばらしい送球だった。打撃もフミ(原口)らしい打撃だったのでそういう評価をしています