アジャと呼ばれて7年目の1発目が出た。ロッテ井上晴哉内野手(30)が2回、先制の1号満塁本塁打を放った。

直前の6番中村奨が頭部死球を受け、ソフトバンクの先発二保が危険球退場。マウンドに急きょ向かったルーキー津森が気迫いっぱいに立ち向かってきたが、低め148キロをかち上げ、センターバックスクリーンへのグランドスラムとした。「(中村)奨吾が死球を受けましたし、満塁のチャンスでもあったので、何とか先制できるようにと。最高の形になりました」とコメントした。

ベンチへ戻ると、決め顔で手刀を切るパフォーマンスを見せ、背後ではレアードも動いていた。