4番の仕事だ! 阪神ドラフト2位の井上がプロ初打点&V打を決めた。

1点ビハインドの3回2死一、二塁。オリックス宮城の122キロチェンジアップをすくい上げた。「真っすぐ中心の配球で、(相手の)攻め的にも一、二塁だったので最後は歩かしてもいいぐらいの気持ちで攻めてくると思った」。打席の中で冷静に相手バッテリーを分析。フルカウントだったが「(カウント)2-2くらいの気持ちでいけたので、そこに気持ちの余裕があったかなと思います」。四球ではなく自らのバットで走者をかえすことに集中し、逆転の中越え2点適時二塁打を放った。

5回の第3打席でも、2死三塁から左前適時打を放って2安打3打点。4番の役割を果たし、開幕カード勝ち越しへ導いた。守備では2回1死三塁で右飛を捕球すると、本塁へストライク送球。タッチアップを狙った三塁走者・宗を刺した。未来の大砲候補が攻守で輝いた。