チームの3連敗阻止へ救世主となる。日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(22)が5日、ソフトバンク戦(札幌ドーム)で本拠地初登板初先発する。

「日にちも空いたので切り替えて。まずは勝てるように頑張りたい」。デビュー戦でプロ初黒星を喫した6月24日の楽天戦から中10日、リベンジをかけたプロ2度目のマウンドへ上がる。

札幌ドームのマウンドにいいイメージを持つ。3月3日巨人とのオープン戦で先発。4回を投げ、1安打4奪三振無失点と好投している。「自分の中では悪いイメージはなく、いいイメージが大きい」と前向きだ。

反省を生かしながら調整してきた。前回のプロ初登板ではあとアウト1つ、勝利投手の権利目前で浅村に逆転3ランを浴びた。「この世界はああいう1球でチームが負けてしまう。肌で感じた。最初にいい経験ができた」。この日は強めのキャッチボールなどで汗を流した。

チームは今カード負け越しで今季3度目の2連敗、借金3と苦しい状況。「リベンジする機会が来たので結果で恩返しじゃないですけど、まずひとつ(貢献)したい」と気合をみせる。負けん気の強い左腕が強力ホークス打線に挑む。【山崎純一】

◆河野のプロ初登板 24日の楽天戦(楽天生命パーク)で先発して4回まで2安打無失点の力投を見せた。だが勝ち投手の権利がかかった5回、2死一、二塁で鈴木大に適時打を浴びてプロ初失点。さらに2死一、三塁で主砲・浅村に142キロの直球を右翼席に運ばれ、無念の逆転負け。5回4安打4失点でプロ初黒星を喫した。