日本ハム先発の有原航平投手(27)が粘りの投球をみせ、勝利投手の権利を手にした。

1回1死二、三塁から井上の三ゴロの間に先制点を献上。その裏に味方から2点の援護を受けるも、4回に荻野へ左中間を破る同点の適時二塁打を打たれるなど不安定な投球。だが追いつかれた直後に、またしても味方打線から2点の援護をもらい、徐々に立て直していった。

5回1死一、二塁では岡を併殺打に抑えピンチを切り抜けると、6回には角中、藤岡、荻野と3者連続三振。5回まで毎回走者を背負ったが粘りに粘るという投球だった。

6回を投げ今季最多の127球。8安打2失点と踏ん張った。降板後「投げるリズムが悪く、守っている時間が長くなってしまったことが反省点です。野手がダブルプレーを2つとってくれたおかげで、なんとか試合を壊さず投げられました。先発ピッチャーとしてもっと長いイニングを投げなければいけないと思うので次回に向けてしっかり準備したいです」と話した。