2位楽天が16安打8得点とロッテを圧倒し、リーグ20勝に到達した。首位ソフトバンクも西武に勝利したため、1・5差は変わらない。貯金は4。

初回2死一、三塁から島内が先制の中前適時打。ロメロの死球を挟み、2死満塁から2試合連続スタメンの内田が2戦連発の5号満塁弾。一挙5得点で、昨季からZOZOマリンで6連勝中のロッテ先発種市に先制パンチを浴びせた。

三木監督は「立ち上がりをしっかりと攻められた。内田は1打席目からしっかりと準備して入れましたし、素晴らしい打撃でしたが、島内が2アウトから先制のタイムリーを打ってくれたことも大きい」と振り返る。試合の流れを決める貴重な1発を放った内田には「チーム全体でも打席に入るまで、マウンドに上がるまでのことをしっかりやっていこうとやっている。1打席目のファーストスイングではじき返せたことはよかった」と評価しつつ「後の打席をもうちょっと頑張ってほしかったかな」と無安打に終わった2打席目以降の内容に注文をつけ、さらなる活躍に期待を込めた。

先発の塩見は大量援護を受け、立ち上がりからテンポよく腕を振った。6回までは1安打投球。7回1死から連打を許したが、後続を切り7回3安打無失点で2勝目。三木監督は「塩見らしく緩急を使いながら、丁寧に1人1人抑えてくれた。最初の5点をうまく利用しながら、しっかり投球してくれてよかったと思う」と評価した。