楽天浅村栄斗内野手がソフトバンク・モイネロから決勝の逆転14号2ランをたたき込んだ。

1点を追う8回2死一塁。初球のカーブを仕留めきった。ファンのこらえきれない歓声とともに打球は右翼席へ飛び込んだ。浅村は打った瞬間にスタンドインを確信。ドヤ顔でゆったりと一塁へ歩き出した。本塁を踏みしめ、左手を挙げ、ベンチ前のチームメートの祝福に応えた。

いつものリズムが戻ってきた。7月12日ソフトバンク戦以来、18試合ぶりの二塁の守備についた。コンディションも考慮し、指名打者での出場が続いた。不動の4番から一時3番にも打順が変わったが、スタメンから名を外れることはなかった。「つなぐ意識で打席に入りました。完璧でした」と自身も納得のひと振り。三木監督も「4番の仕事をしっかりしてくれた」と称賛した。首位攻防初戦を制し、1差と迫った。