阪神が今日25日の中日戦で、19日ぶりの甲子園ゲームを迎える。今季は甲子園で11勝6敗2分けの好相性。5カード連続勝ち越し中の好調竜を止め、上位浮上への足がかりとしたい。投手陣は奮闘しているだけに、ポイントはいかに得点力をアップできるかだ。期待の4番ジェリー・サンズ外野手(32)は「投手陣を助けられるように」と約束。甲子園を得意とする新主砲が8月反攻の火をともす。

   ◇   ◇   ◇

わが家に帰って虎が再出発する。前日終了した長期ロードは6勝8敗1分けで8年ぶりに負け越した。投手陣の奮闘が続くだけに、勝利をつかむには得点力アップが不可欠だ。4番のサンズが熱い誓いを立てた。

サンズ 本当に投手がすごいいい仕事をしてくれて、粘ってくれているので。野手陣がもうちょっと塁に出て、走者が出たら走者をかえしてという野球をしっかりできるようにやっていきたい。投手陣を助けられるように頑張っていきたい。

サンズの甲子園4発は大山と並ぶチーム最多。打率2割9分7厘も他球場に比べて5分近く高い“甲子園男”だ。しかも火曜日は打率5割7分1厘の好相性。中日戦で1発が出ればセ全球団制覇も達成する。何と言っても得点圏打率4割4分4厘は12球団断トツで期待せずにはいられない。矢野監督も対中日と巻き返しのポイントをこう語った。

矢野監督 投手が今頑張ってくれているのは、根本にある。もちろん投手に頑張ってもらいたいのは一番にくるけど、(打線を含めた)チームの状態を上げていかないとダメ。連勝が欲しいっていうかね。巨人を追い越していくためには。投手だけではなかなか勝てない。打線の援護が必要。

その言葉通り、前週の巨人&ヤクルト戦は、先発6人全員が6回以上を投げて試合をつくった。中継ぎの厚みも増した。だが、巨人戦で3試合連続完封負けを食らうなど、あと1本が出ない場面も目立ち2勝4敗に終わった。今回は5カード連続勝ち越し中で投手陣がいい好調中日が相手。打線の奮起が求められる。

浮沈のカギを握るのはやはりサンズ、大山、ボーアのバットだ。7月に好例がある。開幕から5カード連続ビジターで4勝10敗だったチームは、その後の甲子園13試合で9勝3敗1分け。ホームで一気に借金を返済したがその13戦中、3人の打棒も猛威を振るった。

サンズ=打率3割3分3厘、3本塁打、9打点

大山=打率3割2分、4本塁打、11打点

ボーア=打率3割4分4厘、3本塁打、6打点

振り向けば最下位広島が0・5差に迫るが、首位巨人も6・5差で、まだ背中が見える。真夏の踏ん張りどころで、上昇気流を巻き起こせるか。注目の中日3連戦になる。

◆甲子園で活躍した主な阪神助っ人 史上最強と評されるバースは、甲子園通算打率3割4分4厘で、他球場での3割3分を上回った。86年の甲子園25本塁打は、52年のフランチャイズ制後最多。ゴメスは来日1年目の14年、甲子園で打率3割3厘をマークし、109打点でタイトルも獲得。甲子園通算打率も2割7分4厘で、他球場での2割6分7厘を上回った。

▼借金3の阪神だが、今季甲子園は19試合で11勝6敗2分けで、5つ貯金を稼いでいる。先発が5回持たなかったのは2試合だけで、投手陣がゲームメーク。打撃も好調で、1試合平均得点は他球場を0・6ポイント上回る4・5得点。19本本塁打は18年の18本を上回り、昨年の31本塁打超えも射程圏だ。残り66試合は半数以上の38試合が甲子園開催で、阪神には心強い。