猛虎奇跡へ、ベテラン処遇もポイント! 夏の長期ロードを終え、阪神が甲子園に帰ってくる。

勝率5割目前だったが、ヤクルト戦3連勝はならず、借金3の厳しい状況は変わらない。そんな中、85年の阪神日本一のトラ番で、元和泉市長の経歴を持つ井坂善行氏(65)は、取材経験や政治経験から「中途半端なベテランの使い方が命取りになりかねない」と警鐘を鳴らし、「今こそ、胸襟開いて話し合う時」と提唱する。

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安倍首相が首相の連続在職日数で、大叔父の佐藤栄作氏を抜き、歴代1位となった。安倍首相がまだ自民党の青年局長だったころ、私の後援会の行事に顔出ししていただいたことがある。失礼ながら、まだひ弱かったし、こんな大政治家になろうとは思ってもみなかった。

そんな安倍首相も今、健康不安説という「敵」との闘いを強いられている。政治評論家が「永田町ではテレビで言えないようなことがポンポンと会話に出てくる」と言うのだから、一国のトップの心労は想像を絶するものがあるのだろう。

一方、プロ野球の監督はどうか。これもまた、毎日毎日結果が出るから、そのストレスたるや、並大抵ではない。

健康法として上田利治氏、仰木彬氏の2人はよく走っていた。「走って汗をかいて、頭を空っぽにする」。2人は同じようなことを言っていた。矢野監督の健康法は何なのだろう。筋トレを日課にしているようだが、監督業のマネジメントの1つが自らの健康維持であることは間違いない。

◆井坂善行(いさか・よしゆき)1955年(昭30)2月22日生まれ。PL学園(硬式野球部)、追手門学院大を経て、77年日刊スポーツ新聞社入社。阪急、阪神、近鉄、パ・リーグキャップ、遊軍記者を担当後、プロ野球デスク。阪神の日本一、近鉄の10・19、南海と阪急の身売りなど、在阪球団の激動期に第一線記者として活躍した。92年大阪・和泉市議選出馬のため退社。市議在任中は市議会議長、近畿市議会議長会会長などを歴任し、05年和泉市長に初当選、1期4年務めた。現在は不動産、経営コンサルタント業。PL学園硬式野球部OB会幹事。