阪神元監督で日刊スポーツ評論家の真弓明信氏(67)がライブ評論します。阪神は2回、中日柳の直球をしとめられず、4番サンズからの好打順で3者凡退に終わった。

  ◇    ◇    ◇

-柳は球にキレがある

真弓氏 それほど球は速くないが、キレがある。コーナーをきっちり突いている。大山は背番号3がはっきりと見えるほど左肩が入ってしまっている。これでは内角球にあわててしまい、打てない。2回の打席では、4球目の内角球に完全に差し込まれて、ファウルになった。これでは外に変化球を投げようとは思わない。続けて、内角球を投げられ、見逃し三振になった。ボーアも内角への直球を決め球に使われた。どのチームも相手打者の傾向は分かっている。投手がそこに投げられるかどうか。柳はできるということだ。