高卒2年目の阪神小幡竜平内野手(19)が、執念のヘッドスライディングで2打席連続打点を挙げた。

4点リードの3回2死満塁。先発大瀬良から一、二塁間にゴロを放った。二塁手羽月の一塁送球と競争になり、小幡は懸命のヘッドスライディング。一度はアウト判定となって天を仰いだが、矢野監督のリクエストが成功して追加点となる適時内野安打となった。

「とにかくセーフになりたい一心で、無我夢中で走りました。満塁のチャンスで追加点を取ることができて良かったです」

売り出し中の若虎は26日中日戦(甲子園)のプロ初スタメンから4試合連続の先発出場。2回1死一、三塁の第1打席では、絶妙なセーフティースクイズを一塁線に転がしてプロ初打点を記録。相手の失策も誘い、結果的に一塁走者も生還した。ラッキーボーイが小技、快足で躍動し、指揮官の起用に応えた。