巨人は1日、菅野智之投手(30)が政府の「コロナ対策サポーター」に委嘱されたと発表した。菅野は「プロ野球界、そして読売巨人軍も、野球ができる環境を維持できるよう、3密を避けるなどの感染防止策を講じています。サポーターは重責ではありますが、コロナウイルスに負けないためにできることを、ファンの皆さんと一緒に考えていきたいと思います」と球団を通じてコメントした。

同サポーターは、新型コロナウイルス感染症への知識や理解を深めることを目的とした政府の普及啓発活動に協力する。西村新型コロナウイルス感染症対策担当大臣から委嘱され、任期は来年3月31日までの予定。任期中は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛けるメッセージの発信や名刺の配布などを行う。

菅野は4月、新型コロナウイルス治療の最前線で働く医療従事者を支援することを自ら提案し、原監督、阿部2軍監督、坂本、丸とともに総額5000万円を東京都に寄付した。これがきっかけになって、岩隈、田口らも医療支援の寄付をするなど、球界全体に医療界を支援する動きが広まった。また8月には、政府の新型コロナウイルス感染防止動画にも出演するなど、これまでも啓発活動に積極的に加わっていた。