ヤクルトのアルバート・スアレス投手は、6回を被安打5の1失点と先発の仕事を果たした。

7月7日中日戦(ナゴヤドーム)以来、約2カ月ぶりの先発マウンド。最速155キロの力のある直球と変化球で緩急をつけながら、コースを突く丁寧な投球で4回まで巨人打線を無失点に抑えた。

5回、先頭の中島に四球を与えると、続く吉川尚に二塁打を許し同点とされた。93球で降板し「今日は非常に調子がよかった。どの球種でもストライクが取れ、有効的に使うことができた。2度ほどピンチがあったが、どちらも落ち着いてさばくことができた」とコメントした。

打撃では、2打席とも走者のいる場面で回ってきたが無安打。2回2死一塁では空振り三振。4回の第2打席は、2死一、二塁で投ゴロに倒れた。積極的に打撃練習も行っており、広島遠征中の9日は野手のフリー打撃終了後にゲージへ。豪快に左翼スタンドまで運んでいたが、公式戦での今季初安打は生まれなかった。