日本ハム中田翔内野手(31)が、激走で追加点をもぎ取った。

2点リードの4回2死二塁、2番手平井から右中間への適時二塁打を放つと、直後に足でもみせた。

続く近藤の打席で、平井が暴投。ボールは一塁側ベンチ方向へ転々と転がった。二塁からスタートした中田は三塁ベースを蹴り、そのままホームを狙ってヘッドスライディング。ボールを拾った捕手の森から、ホームベースカバーに入った平井へ、ボールが送られてタッチされたかのようにも見えたが、中田の手がわずかに早く触れたとされ判定はセーフ。

際どいタイミングだったことから、直後に西武辻監督がリクエストを要求。しかし判定は覆らず4点目が入った。

中田は「2ストライクと追い込まれていたけど、しっかりと振り切ることができ、2アウトから追加点を取れてよかった。バギー(先発のバーヘイゲン)が頑張っていたので、なんとかして援護点を取りたいと思っていたので、走塁でも1点取ることができてよかった」とコメントした。