強力打線相手にプロ2勝目を狙う。日本ハム吉田輝星投手(19)が、22日ソフトバンク戦(札幌ドーム)に先発する。本拠地マウンドに上がるのは、プロ初登板初勝利を挙げた昨年6月の広島戦以来。登板を翌日に控えた21日、キャッチボールを中心に最終調整した。今シーズン初白星を狙う右腕は「前の投球では自分のイメージ通りのボールを投げられて、バッターをしっかり抑えられた。そういう面ではベストで入れるかな」と意欲的だった。

15日イースタン・リーグのヤクルト戦では5回パーフェクト投球。「真ん中でも空振りとかファウルになってくれるので、ストレートの球質はすごく良くなった」と、結果を出して再び1軍での登板チャンスをつかんだ。

今シーズンここまで2試合に登板し、いずれも勝ち負けつかず。前回9月27日のオリックス戦では2回途中4失点でKOされるなど、本来の投球をみせられずにいたが「投げ方の微調整を少しして、前足に体重が乗るようになった。球の筋とかも変わって、打者から打ちづらいボールになったかなと」と手応えはある。

相手は首位を独走するソフトバンク。自身初対戦となるが「今パ・リーグで1番強い球団とやれるので、抑えられればすごい自信になる。全員良いバッターなので、いつも以上に気を引き締めていきたい」と意気込んだ。【山崎純一】