「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に都内で行われる。DeNAは例年通り1位指名を事前公表しなかった。

吉田顧問兼球団代表補佐が「毎年そうですが、明日、会場で決めようということになりました」と言うように、ギリギリでの決断となりそうだが、今年も「大卒投手」に狙いを定める可能性は高い。

近年は「一本釣り」も多かったが、最速155キロの早大・早川隆久投手(4年=木更津総合)への評価は高く、競合覚悟で狙うとみられる。今季限りで退職する吉田顧問にとって最後のドラフトで、くじ引き役を務める。「いいくじ引きにできればいいね」と話した通り、最後に大きな幸運をもたらすか。

近年、多くの即戦力投手を1位指名してきたが、今季は18年新人王の東が2月に左肘、10月にはエース今永が左肩を手術。「左腕王国」復活にも早川は必要なピースだ。一方で即戦力右腕を求める声もあり、中継ぎや抑えの適性がある慶大・木沢が有力候補となる。