西武が外れ1位で「おかわり2世」を獲得した。桐蔭横浜大・渡部健人内野手(4年=日本ウェルネス)を1位指名。早大左腕・早川隆久投手(4年=木更津総合)を4球団抽選で外したものの、直後の指名でサプライズが待っていた。176センチ、112キロの巨漢内野手に、辻発彦監督は「体はちょっとおかわり君タイプのバッターではあるけど、動きも非常によく長打力、そしてまたバッティングに関しても、やわらかさを兼ね備えていて、ホームランも打てる素晴らしいバッターだと聞いています」と評価。球団としては、02年後藤武敏(自由獲得枠)以来18年ぶりに内野手の1位指名となった。

6度の本塁打王に輝いている中村剛也内野手をほうふつさせる体形。さらにチームには2年連続本塁打王の山川穂高内野手もいる。巨漢内野手の系譜を、しっかりと受け継ぐ素材に辻監督は「なんかウチらしくていいじゃないですか。キャラクター的にも。ポジションはサードであったりファーストであったり…。それもダブりますね。最終的に。ショートはできないと思うけど(笑い)。フットワーク見てても、動けない選手ではない。確実に取りたいと言うところで、1位に指名しました。勝負強いバッターなってもらいたい」と大きな期待を寄せた。