阪神からドラフト3位指名を受けた上武大・佐藤蓮投手(4年=飛龍)は、胸を高鳴らせた。

「まさか3位で呼ばれるとは思ってなかったんで…。びっくりしました。(阪神は)ファンもチームも熱いチームだと思うので、自分も熱くなりたい」

188センチ、101キロのガッチリした体格から最速155キロの直球を繰り出す右腕。持ち球もカーブ、フォーク、スライダー、カットボールなどがあり、直球とのコンビネーションで打者を翻弄(ほんろう)する。

偶然にも、ドラフト1位で指名された近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)とは同姓だ。「まずは自分のことをファンにも知ってもらいたい。(登録名は)フルネームになるんですかね…? その辺も、これから考えていきたい」。阪神では03年に田中姓が2選手となったことで「秀太」、07年には前田姓が2選手で「大和」、11年には藤川姓がかぶり「俊介」が誕生した過去があるだけに「REN」が生まれる可能性もある。

大学1年冬に右肘を手術。その後は懸命なリハビリ生活を経て、プロの扉を開いた。夢の続きは、聖地甲子園でかなえる。