巨人原辰徳監督が、本拠地最終戦の試合後、今季最多3万1735人のファンの前であいさつした。

「長く険しい2020年。ペナントレース連覇をすることができました! チームを代表しましてひと言ごあいさつ申し上げます。長くて険しいペナントレース。6月19日、少々の不安と大きな期待を持ち、開幕を迎えました。選手たちは私が思っている以上にジャイアンツの選手のみならず、12球団全てのプロ野球選手が元気よく、そしてプロ野球選手として堂々と開幕し、戦いが始まりました。野球人として誇らしく尊敬の気持ちを持って見ておりました。本当に選手は強くたくましく、元気で戦い抜くことができました。

そしてジャイアンツは、その中でも1つになりワンチーム、どんなことがあっても我々は前に進む。目標を達成する。その気持ちを胸に戦っていき、そして連覇をそして日本シリーズの出場権を得ることができました。これもひとえにファンのみなさまのおかげです。最初は無観客でした。無観客の中でも集中するその気持ちというのは全く変わりません。しかしお客さまが入り、今日のようにまたたくさんお客さんが入られる。まさにプロ野球選手というのはファンあっての、お客さまあってのプロ野球選手だと強く感謝の気持ちを持っております。本当に1年間ありがとうございました。しかし我々はまだ戦い半ばです。ペナントレースもあと2試合。そしてきたる日本シリーズにおいては、今回は東京ドームで戦えないということは少々さみしいところもありますけれど、大阪を本拠地として日本シリーズを戦います。一心不乱になって日本一を目指して戦って参りますので、応援よろしくお願いします。

坂本勇人は2000本を打ちました。この日を待っていたかのように今日決めました。私は2000本目のヒットも非常にうれしかったです。しかし2001本目のホームランを見たときに私は3000本目に向けまたスタートを切ったと大きな期待を寄せました。みんなそういうふうに思っていると思います。なお一層、勇人も頑張るでしょう。そして選手会長、菅野智之。まとめてチームを引っ張ってくれました。最後に選手会長よりひと言皆さまにごあいさつ申し上げます。本当にありがとうございました」