阪神近本光司外野手が2年目のジンクスを破る快打フィニッシュを決めた。

両チーム無得点の8回無死二塁。石田の初球スライダーをとらえ、右翼線に強烈なライナーではじき返した。均衡を破る決勝の適時三塁打になり、チーム20イニングぶりの得点を刻んだ。今季は全120試合に出場して打率2割9分3厘は昨季を2分以上、上回る。「あんまり成績は。調子の波をいかに高いところで維持できるかが大事。今年、学んだことをやっていきたい」。目標の打率3割は逃したが、31盗塁で2年連続盗塁王は決定的。シーズン最終戦で充実ぶりを示した。