巨人岡本和真内野手が自身初のタイトルとなる本塁打、打点の2冠を獲得した。球団日本人では松井秀喜以来22年ぶりの2冠で、24歳以下の右打者に限れば長嶋茂雄以来62年ぶりの快挙。「3、4年前はこういう争いをするとは想像もつかなかった。1回は取りたいと思っていたので、2つもとれてうれしい」と笑顔を見せた。

本塁打、打点ともに阪神大山、ヤクルト村上らと争ったが、最終的には31本塁打は2位に3本差、97打点は2位に11点差をつけた。「負けたくないとは思っている。チームの優勝、勝ちにどれだけ貢献できるかが一番なので、そういうことがつながったのかな」。原監督は「見事ですね」とたたえた。

3年連続の30本塁打を達成しても「自分の目標に全部達していない」と言う2代目若大将は、日本シリーズに向け「去年は4連敗という恥ずかしい結果だった。今年は絶対日本一になれるように頑張りたい」と力を込めた。