外野も一塁も準備します! 阪神ドラフト1位の近大・佐藤輝明内野手(21)が14日、用具提供を受けるミズノの大阪本社で打ち合わせを行った。グラブは大学時代に本職だった三塁用だけでなく、外野用、一塁用も含めた3種類を用意。「まずは試合に出たい」。名手のカブス・バエスに似せたというブロンドカラーを全グラブに配色し、ポジションにこだわることなく出番をつかみにかかる。

佐藤輝はバットに広島堂林モデル、ヤクルト村上が過去に使用していたモデルの2種類を選択した。大学では西武栗山モデルの33・5インチ(約85・1センチ)、890~900グラムを使用。プロでは重さはそのままで先端をくりぬいた、長さが違う2種類を用意する。堂林モデルは33・5インチで大学時代のバットに近いもの。村上モデルは34インチ(約86・4センチ)で打球部が太く、タイ・カッブ型気味のなだらかなグリップが特徴。佐藤は「自分はグリップに小指をかけないと振れないタイプ。少しタイ・カッブ気味のバットが一番しっくりきました」と説明した。