ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が主砲の存在感を見せつけた。1回1死一塁。今村のシュートをとらえるとライナーで中堅を襲う。変則的な弾道だったのか、丸が目測を読み切れず、中越えの先制適時二塁打になった。前日21日の初戦は3打数無安打だったが、この日は1打席目から快音を発した。シーズン得点圏打率3割6分9厘はリーグ1位だ。勝負師らしい働きに「(川島)慶三さんが一生懸命走ってくれたおかげです。まだ序盤だし、もっと追加点を取って投手が楽に投げてもらえるように頑張ります」と振り返った。

打線は一気に火が付いてグラシアルの二塁内野安打が吉川尚の送球ミスを誘う間に加点。さらにデスパイネの三ゴロの間に得点を刻んだ。初戦を制した勢いそのままに、初回から一気に3点を奪い、いきなり主導権を握った。